6月9日(金)に、税理士 木下勇人先生をお招きして、令和4年度第12回研修会「贈与に関する税制改正と名義預金~令和6年に向けて知識をアップデート~」を開催しました。
まず、令和5年度の税制改正の内容として、暦年課税制度の生前贈与の加算期間の見直しと相続時精算課税の見直しについて説明していただきました。特に、相続時精算課税については、これまでは使い勝手が悪く、ほとんど使われていませんでしたが、今後は使いやすくなることにより、相続時精算課税の提出の有無については、以前よりも入念に確認することが必要になるとのことでした。
続いて、生前贈与や名義預金について説明していただきました。名義預金については贈与契約書を作成するなどして、贈与があったことを書面上で整えたり、贈与税の申告をあえてすることが広く行われてますが、一番重要なのは、「もらった側が、贈与があったことを覚えていること」とのことで、言われてみれば確かにそうだろうなあ…と思いました。100万円を超えるような大金をもらった側としては、もらったことを覚えているのが当たり前でしょうし。
また、研修後には懇親会があり、木下先生を囲んで20名弱の参加がありました。皆様お疲れ様でした!