行事報告

REPORT

令和4年度 第10回研修会

4月26日(水)に、司法書士の呉羽先生をお招きして、令和4年度第10回研修会「相続土地国庫帰属法~民法・不動産登記法の改正を踏まえて~」を開催しました。

 

まず、直近にされた民法の改正点について解説いただき、続いて4月27日施行となる相続土地国庫帰属法について説明していただきました。施行される日の前日にこういった研修を受けられたという、非常にタイムリーなタイミングだったわけですが、しっかりと学ぶことができました。ただ、土地を国庫に帰属させるためには、審査を通らなければならず、かつ20万円程度の費用がかかることから、なかなかハードルが高そうだと思いました。でも、不要な土地を相続した人で固定資産税を毎年払っている人にとっては、検討の価値がある制度だと感じました。

 

続いて、不動産登記法の改正について解説していただきました。もうすぐ相続登記が義務化されることや、法務局側で名寄せをしてもらえるようになることになどついて学ぶことができました。相続登記義務化については大変なことだと感じる反面、名寄せについては、相続税の申告時には非常に便利になるので非常に良い改正だと思いました。

 

近年の民法や不動産登記法に関する改正点が一通り網羅されており、知識のアップデートが出来た良い研修だったと思います。